

金属粉末射出成形法(MIM)は3次元複雑形状の部品をニアネットシェイプに量産できる技術です。 具体的には、金属粉末とバインダの混合物である成形材料を射出成形し、その後、脱脂・焼結の 工程を経ることによって完成品を得る技術です。

- 成形性の向上
ポリアセタール(以下POM)を用いることにより、広い温度範囲での優れた流動性がえら得られるため 極めて成形性が高く、成形工程のハイサイクル化が可能です。
- 脱脂性・焼結性の向上
POMの熱分解特性により容易に脱脂が進行するため、脱脂体は内部欠陥や変形を起こさず脱脂 時間の短縮が可能です。POMは残留カーボンを生じることなく分解可能なため焼結体のカーボン 量への影響がありません。 脱脂および焼結を一体炉で行った場合、脱脂焼結時間を20数時間で欠陥なく完了できることを 確認いたしております。
- 寸法精度の向上
球状に近い粉末を使用するためバインダ量を少なくしても高い流動性が得られます。 このため収縮率が小さくなり寸法精度が向上します。
- 安定性の向上
POMは、吸湿性に優れているため長期間安定して保管が可能です。
- 新鋼種への適用
本バインダ系は一部の除き、様々な鋼種に適用可能です。

| オーステナイト系ステンレス鋼 | SUS304L, SUS316L |
| マルテンサイト系ステンレス鋼 | SUS420J2, SUS430L, SUS440C |
| 析出硬化型ステンレス鋼 | 17-4PH(SUS630) |
| 合金鋼 | SCM415 |
| 工具鋼 | SKD, SKH |
| 鉄系 | Fe, Fe-Ni |
| 低熱膨張材料 | Kovar |
| その他 | Ti, Ti-4Al-6V |


※その他にPP系バインダ、またはお客様の配合によるコンパウンドも製造もさせて頂いております。
<戻る>
|